言い訳

駄文ってことは知ってるから許してください

2020年8月27日の日記

・久々に「囀る鳥は羽ばたかない」を読み返したらめちゃめちゃおもしろ!

・「人間味」と異常な感性と常識の狭間をふらふらしている人間はいいなーと思った。規範がひく境界線上のすったもんだが好き。情動の針が振れる瞬間がたまらない。

 

・昨日、腐らせる前にと5本の茄子を料理してしまったのはいいけど、どう考えてもこんなに食べたくない。一人暮らし3年目にして未だ一人分の買い物の適正量をわきまえられず、余して捨てたり、無理やり食べたり、なにかと罪深い生き方をしている。現に、数日後には家をしばらく空けなければならないことになっているのに、冷蔵庫の中には野菜がいっぱい。野菜は冷凍できないこともないけど、多くの場合、なんだか悲しくなる食感になってしまうので、できるだけ生で食べきってやりたい。でも、食材が消化すべきタスクになってしまうと、なにかに追い立てられるような気分になって、無駄に料理して、腹が減っていないのに食べたりしてしまい、それも悲しい。難儀だなぁ。あと茄子は多めの油で調理しないと美味しくないので、一度にいっぱい食べるものでもないし、買うものでもない。それだけは学習した。

 

・自分の欲望を正確に把握した上で、他人に何かを求めなければならないなぁと思う。〇〇してほしい、されたいという欲望があって、でもそれに気づかずに、あるいは気づかない振りをして、他人が自分の欲するものを与えてくれるように仕向けようとする、というのは、めちゃめちゃうざいけど、私はかなりそれをやってしまっている自覚がある。自分が何を求めているのかをよくよく自問して、真正面からひとにそれを請うなり、諦めるなりできるようになりたい。他人にも、自分の欲望にも、できる限り誠実でありたいとは思うのものの、道は険しい。卑屈になるものやめたい。いや、自分ひとりで卑屈になってる分には構わないのだけど、人前でそう振舞うのは卑屈というより卑怯だろう。結局に他人にケアさせることになる。「自分がダメなのは自分が一番知っているんです、だから怒らないで、嫌わないで、私を低く評価しないで」という欲望を優しい人が汲み取って慰めてくれる。わがままであるほうが、自分の欲望を述べている分ましなレベル。自己卑下は、端的に「わるい」のだ。それでも、その鎧を脱いで世界に向き合うなんて無理だ。真実の、客観的な評価を見つめるのがこわくてしかたがない。つらい。

 

・経験上、関係をより強いものにした、修復したい、維持したいと思った時点をその関係は破綻していて、望みはない。相手に迷惑を掛けず、自分も傷つかないために、潔く諦めるのが一番いい。でも、大抵空回って自爆する。だから執着は少ないほうがいい。

 

・自作のBL(それもR-18)を友達に見せてしまった。数時間に一回、羞恥の波が襲ってきて、叫ばずにはいられなくなる。文章が拙いのも、自分の性癖(誤用)を暴露しているのも、こんなものを公開して平気な厚顔無恥な人間だと思われるのも恥ずかしい。死のうか。

 

・嫌われたくない。ただそれだけなのだが、その執着が一番不要なものなのだ。世界にはわたしとボーイズラブだけあればいい、そうだろう。神はわたしを拒まない。だって、わたしが勝手に見出すものなのだから。

 

・バイト中、焦って早口になるし、口が回らなくなるし、自分が何をしゃべっているのか、何をやっているのかよくわからない。同僚に対する返事に、ついお客向けのかしこまった言葉が飛びでてしまったのには気づいてギャッとなる。

 

・うっかり手癖で人生を憂いてしまったが、最近は夏休みなのをいいことに、悠々自適過ごし、そうそうないくらいストレスフリーに暮らしている。ボーイズラブを読んで書いて、それなりに「生活」をやって、バイトでは相も変わらずやらかしているが、そのつらさを補って余りある享楽。勉学にも手を付けなければならないという義務感は感じているが、結局やらずに罪悪感に押しつぶされるのはまだ少し先だろう。

 

・追記 くぅーっ囀る鳥は羽ばたかない、染みすぎるぜ!になってしまったので記しておきます。カジュアル裏社会BLが書きたいなー、気持ち高めるのに囀るでも読んどくか、と思って読み始めたのに、卓越した技巧で描かれるガチガチの泥臭いホモソと男と男のラブに夢中になってしまった。ボーイズラブ、マジで好き。